読み方:インクジェットようし
別名:インクジェット専用紙・インクジェットペーパー・専用紙
【英】inkjet paper
インクジェット用紙とは、インクジェットプリンターでの印刷に最適な表面加工(コーティング)が施された用紙のことです。
インクジェット用紙は、インクが滲みにくく、乾きやすいなどの特色を持っています。こうした特色は、主にインクを吸収しやすい多孔性のシリカや、高分子化合物などによる皮膜を形成することで実現されています。
この「インクジェット用紙」は主に「はがき」で多く販売されています。年賀状シーズンにはコンビニ等でも「はがき(インクジェット紙)」がレジ近くで販売されていますので、みなさんも見たことがあると思います。
インクジェット用紙の中でも、表面のコンディションなどによって、コート紙・光沢紙・半光沢紙・マット紙などに分類されます。
年賀状などで「写真用」とあるのは光沢紙です。写真を素材にした年賀状や案内を作成する時に威力を発揮します。(60円と少々お高いですが・・・・)
普通紙に比べて綺麗に出力されるインクジェット用紙ですが、欠点もあります。
みなさんの職場のコピー機や複合機・レーザープリンターでの出力は絶対にしないで下さい。機械が壊れます。
コピー機やレーザープリンターではインクの代わりに、「トナー」と呼ばれる粉末状のインクを使用しています。この「トナー」を用紙に定着させる為に、約200度近い熱を用紙に掛けます。その時、インクジェット用紙だとコーティングが剥がれて機械側に巻きついてしまいます。これが故障の原因となります。
よって、コピー機やレーザープリンターでの出力には、普通ハガキもしくは「レーザープリンター対応はがき」をご利用下さい。
※余談ですが 、これらインクジェット用紙の知識はパソコン検定(P検)3級の問題に出てきます。
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